みなさん、こんにちは。

 

先週は某日経航空会社のインフルエンサーを活用したキャンペーンの一環で、アジア5カ国のYoutuberを日本に招聘し、国内を旅しながら撮影するというお仕事の国内側アレンジを担当しました。

 

インドネシア、フィリピン、台湾などアジアのインフルエンサー5名はそれぞれ東北、北海道に別れ、5つのオリジナル日程表をもとに旅をしました。私は5つの日程表の作成と現地アレンジ、アテンドそして通訳まですべて担当。5つのロケーションを同時に進行させなければならず、かなりのプレッシャーでした。

総勢19名のグループ!5カ国から集結しました。

 

色々な方のお力をいただき、無事大きなトラブルもなく、旅は終了!私は台湾のインフルエンサーカップルと秋田の旅に参加したのですが、20代後半〜30代前半の外国人観光客と田舎を旅することはあまりなかったため、インバウンドのお仕事をする上では色々と気づきの多い旅になりました。

 

以前より外国人旅行客にとって、毎食和食はきつい!という話は聞いていたのですが、私のグループも例外なく、2日目から和食アレルギーを発症していました。

 

秋田チームのメンバー構成は、20代〜30代前半のイギリス人女性1名、マレーシア人女性1名、台湾人男女1名づつ、プラス私の計5人。

 

初日のランチは秋田の郷土料理である「きりたんぽ」。じゅんさいを使った小鉢に台湾のインフルエンサーカップルは大興奮!こんな食べ物は初めてだと、とても驚いていました。じゅんさいは全て、手で摘まれているという事実も聞いて、興味深々。じゅんさいの生産地に連れて行きたかったのですが、秋田市内から2〜3時間離れた場所だったため、断念しました。

 

しかし、イギリス人女性がこの旅で1番の反応を見せたのは、白子料理!白子が何かと説明したら、大絶叫でした。絶対、食べない!と頑なに拒否。

確かに、気持ちの良い食べ物ではないなぁ、と納得。

 

そして夜は男鹿の旅館で夕食でした。

 

男鹿の石焼料理デモンストレーション。Youtuberが力を入れて、説明をしていました。

 

男鹿の郷土料理といえば、「石焼料理」!

元々は漁師さんが暖をとるために始めたと言われ、炭で温めた700~800度の石(溶岩)を鍋に入れて調理する、男鹿ならではの漁師料理です。味噌にお酒を混ぜたベースと、ネギ、魚、そして海藻を入れていただきました。中居さんが石焼料理の行程を説明してくれたため、Youtuberにとってもとても良いコンテンツになった様です。

秋田のいぶりがっこも提供された、旅館食

 

しかし、ジャンキー好きの現代っ子たちが集まったためか、すでに和食に飽きてしまったのか、2日目の昼から「マック、ウェンディーズ、バーガーキング食べたい!」の大合唱。

 

台湾のインフルエンサーカップルは2日に1回はマックを食べるほど大のジャンキー好きです。イギリス人女性もそろそろ、何か体に悪いものが食べたい・・・、とボソッと一言。

 

お昼は急遽、ローカルなラーメン屋さんでチャーシュー麺と餃子をたらふく食べました。

ドライバーさんは、秋田に来たんだから秋田の料理を食べて!と訴えていましたが、すでに醤油の味に飽きを感じていた当グループはローカル食をギブアップ。懐石料理が続くと、しんどいですね〜。

2日目の夜も旅館食だったため、宿にたどり着く前にすかさず「マックはないのか?」との訴えが。角館から秋田駒ケ岳への道中だったため、さすがにファーストフード店はありませんでした。旅館食はとても美味しいのですが、人によっては連日いただくのはしんどいです。

 

朝食も和食だったため、途中でコンビニに立ち寄り、一同はヨーグルトやシュークリーム、エクレアにカフェラテなど、洋食を買い込んで出発しました。

 

この様に、海外旅行者にとって和食続きは非常に辛い!しかも、朝晩連続・・・。

 

都内の様に、和食も様々なカテゴリーやオプションがあれば良いのですが、夜は旅館ででしか食べられない田舎の食事には、頭を悩まされました。

 

余談ではありますが、海外の方がローカルバーガーを食べたいと訴えた場合、必ずモスバーガーに連れて行きます。モスの良いところはベジタリアンやヴィーガンバーガーがあるなど、あらゆる国の方に対応できるメニューなので、大変重宝しています。

 

日本のローカルな旅館でも、洋食のオプションがせめて朝食にあれば、外国人観光客にとってより快適に過ごせるのかもしれません。

 

私もアレンジをする際は、必ず食のオプションを念頭にリサーチする必要性があるな、と反省点、そして今後の課題が見えました。