イギリス

前回の欧米豪各国の新型コロナウイルスの状況に続いて、各国の旅行業界の現状をお届け致します。
今回はイギリス編です。
 
新型コロナウイルスの陣頭指揮を執るボリス・ジョンソン首相やロイヤルファミリーでも感染者が出て日本のニュースでも大きく取り上げられました。イギリス政府は自宅で仕事ができない場合以外を除いて外出は禁止としており、また一時解雇者や自営業者の賃金の80%を支払うことを約束しており⺠間企業では一時解雇も実施されています。
 
トレード業界
そのような状況から、ツアーオペレーターでは現在のツアーの予約がない期間、オンラインでトレーニングを受けたり、商品を開発するための研究時間に充てるようにしています。そんな背景からオンライントレーニングについての需要が非常に高まっています。
また、新型コロナウイルスの世界的なパンデミックにより旅行の変更を希望する一般旅行者に対して、航空会社やツアーオペレーターは旅行の「払い戻し」ではなく「バウチャーの提供」を行っています。
そのため旅自体はキャンセルではなく「延期」という扱いになっており、旅行ができる状況になればすぐに大規模な動きがあると予想されています。
 
メディア業界
オンライン媒体での発信が増えています。
また、「今は旅行するのは難しいが、再び旅することができた時に向けてDreamすることを止めない」というメッセージのもと、高級ホテルや魅力的な旅先の情報、ロックダウンの中にありながら旅行が楽しめるコンテンツの発信は継続して実施されています。
 
例えば、現地の最大手の有力旅行メディアの一つ「Wanderlust」。
https://www.wanderlust.co.uk/

旅行に行った気分になれる映画の紹介(日本を舞台にした『ロスト・イン・トランスレーション』も!)、
https://www.wanderlust.co.uk/content/best-films-to-take-you-around-the-globe/

VRやバーチャルツアー、ライブストリーミング配信を行っている観光スポットをまとめた記事、
https://www.wanderlust.co.uk/content/best-virtual-tours-north-america/

ロックダウン中の様々な都市にいるライターからのレビューを集めた記事(そんな内容でありながらもしっかり旅行したい気持ちを掻き立てる写真を使用)など
https://www.wanderlust.co.uk/content/coronavirus-lockdowns-around-the-world/
 
様々な工夫を凝らして情報発信をしています。
 
過去に作成されたトレーニングツールや、リアルに旅行している気分を感じられる動画やバーチャルツアーの素材は眠っていたりしないでしょうか。ぜひこの機会に一度棚卸し、適宜SNSなどを通じて発信をしてみてはいかがでしょうか。
 
次回以降も各国ごとの情報や欧米豪各国のチームと連携して仕事をしているChapter Whiteならではの視点でご紹介できればと思います。