今回のアメリカ出張、後半は西海岸はLAで様々な業界関係者の方たちにお会いして来ました。

観光業界に長年携わり、業界をリードされる会社にてお仕事されているみなさんから、非常に貴重なアドバイスをいただきました。まず、他国の優れた観光局は皆、様々な失敗を元に今の姿があるということ。その失敗を元に、自国に必要な内容、そして予算に合わせた観光マーケティングを実施すれば良い、そして、それを継続して行う事がとても重要だという事も。

西海岸の旅行会社向けレクチャー

どうも日本の自治体が行なってるインバウンドマーケティングは、他国の失敗例を繰り返し行なっているようにしか見えません。辛辣ですが… そもそも、観光局とは何か、を突き詰めた時、自ずとどういったパートナー、そして企業と付き合うかという事が見えてくるはずです。

 

アメリカという巨大マーケットを攻めるには、コンシューマー向けのキャンペーンだけでなく、特に旅行エージェントやツアオペに対する教育が大切です。しかも、年数をかけて。

米国PR, ニューヨーク担当のVanessaと

 

今回アメリカはスーパーボウルの後だったのですが、オーストラリア政府観光局のスーパーボウルに向けた観光プロモーションで話題が持ちきりでした。そして、長年継続してアメリカ市場に投資するオーストラリアに対してのリスペクトも感じます。

 

大規模な予算がないなら無いで、継続したマーケティング活動を続ける方法はいくらでも有ります。逆にがっかりした、という声も今回聞きました。例えば日本の某県、アメリカにオフィスも構え、積極的に業界関係者に声をかけて活動を始めたが、予算が無くなったかトップが変わったかで、一気に撤退したとの事。あれだけ力入れていたのに、がっかりだったと言われました。もちろん、様々な事情があるので仕方がない事ではありますが、旅行業界関係者への継続的な関係構築が改めて、大切なんだと気付かされました。

今回のアポでは、Bloomburg, Conde Nast Traveler, Travel + Leisureなどトップ媒体ともアポを設定。瀬戸内の魅力を伝えました

 

非常に成熟した旅行マーケットであるアメリカ。

これから瀬戸内は、今年一年をかけて1000社にも登る旅行関係会社にアプローチをかけます。よいパートナーに恵まれました。アメリカは、PR & Marketingともに、とても優秀なスタッフで引き続き活動していきます。

 

もし、アメリカ市場を攻略したい、という方がいらっしゃいましたらぜひお知らせ下さい。