10月に入り、本格的な秋のお天気になってきました。
Go to トラベルに東京発着も10月から含めることが発表され、国内旅行の機運が高まってきました。また、一部海外との往来を10月以降順次再開することも検討が始まり海外旅行やインバウンドについてもいつ国境が解放されるのか見込みが気になるところですが、外国人の海外旅行に対する日本人との意識の違いについて感じた出来事をご紹介したいと思います。
 
9月の初旬にイギリスチームとのビデオ電話会議を行った時のことです。
いつも参加するメンバーの1人の顔が見えませんでした。遅れて参加するのかな、と考えていたら他のメンバーが一言。
 
 
「〇〇(顔が見えなかったメンバー)はイタリアにサーフィンしに行っているから今日は欠席だよ。」
 
 
イタリア?
イギリス国内の間違いではなくて?
 
聞き間違いではなく、やはりイタリアでした。
イギリスがEUから離脱する前は同じEU圏内であったとはいえ、イギリスから見たら明らかにイタリアに行くのは「海外旅行」です。
9月初旬、イギリスではピークの時よりも新型コロナウイルスの感染が落ち着いていた時期ではありました。ただ、まだ完全にその不安が払拭されておらず、ワクチンが完成する見込みも立たない中で気軽に海外旅行をしていることに日本人との意識の違いを感じてとても驚きました。
(もちろん、個々人による意識の違いもあるかと思います)
 
ヨーロッパから日本の距離は遠くヨーロッパ圏内ほど気軽に来られないとはいえ、EU圏内の国同士が陸路で繋がっているケースも多く、日本人よりも海外旅行がずっと身近な存在です。今気軽に行ける国内旅行・行き慣れたEU圏内の旅行の次のステージは「長距離海外旅行」。まさに日本はそれに当てはまるデスティネーションの1つです。
 
特に、イギリスでは7月10日から日本を含む特定の国について渡航歴があっても、入国時に2週間の隔離措置が不要になっており、日本へ旅行しやすい理由が1つ増えています。
 
あとは、いつ日本側の国境が解放されるのかがイギリスに限らずインバウンド再開のボトルネック。
 
10月以降一部海外との往来を順次再開し感染拡大など様子を見ながら完全開放へ向かっていくことになると思いますが、その見込みや海外の反応なども引き続き注目していきたいと思います。
 
surfing and the sea